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2005年 06月 24日
昨日、私の部屋に新しく居候が増えました。
小さなガジュマルの樹です。 100円均一のお店で出会い、「妖精の住む樹」というキャッチフレーズに惹かれて購入。 10センチに満たない小さな樹です。 ずんぐりとした幹の形は十人十色、 うちの子は、抜き足差し足をしているような形です。 最初はキャッチフレーズの可愛さに惚れて連れて帰ってきたのですが、 たった一日ですっかり愛着がわいてしまいました。 最初はガジュマルの樹の可愛さを書くつもりだったのですが、 書いているうちにキャッチフレーズの持つ力というものに、 思考が移行していってしまいました。 人文通信のスタッフになってから、 原稿のキャッチフレーズを考える機会がありましたが、 それは予想していた以上に難しい作業でした。 ―――可能な限り端的に、かつ魅力的に――― キャッチフレーズは大事なものです。 内容を見る人、読む人に訴えかけなくてはならない。 それによって、人の目に留まるか、留まらないかが左右されます。 作る側になってみて初めて、さりげなく過ぎていた日常の1コマを取り出して、 改めて考えてみることが出来ました。 普段なら特に気にも留めずに通り過ぎてしまうところで、 少し立ち止まって、それを見つけることができました。 それに気づいたとき、自分の中で小さな喜びのようなものを感じました。 文:壱
by omoshirogaru
| 2005-06-24 12:24
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