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2004年 11月 02日
多くの人が訪れ、多くの人が楽しみ笑い、そして泣いた大学祭。 その最後は、一番の功労者である中央実行委員会・代表の挨拶と、ステージからのシャボン玉の飛翔で幕を閉じた。 周囲からは、たくさんの歓喜の声。そして少しの慰めの声。 泣いている人がいたのだ。 その人にとってこれが最後の学祭なのか、そうではないのか。 それは私には分からなかったけど、見ているだけでその想いが痛いほど伝わってきた。 そこにいるだけで、ただのお客として楽しんでいた私も切なくなってしまった。 きっとその人の涙は、悲しみや嬉しさのせいじゃなくて、 もっといとおしいもののせいだったと思う。 羨ましく思えた。そうやって泣けること。 この”終わり”の瞬間の一部になっていたこと。 それはとても大切で貴重な涙だと思う。 時が流れて忘れてしまっても、その想いだけはどこかに残っているんじゃないかな? その想いが、これからのその人を作っていく一部になるんじゃないかな? そう考えると、なんだか無性にヒトがいとしく思えた。 悪いところも、全部ひっくるめていとしくなった。 想いが生まれるのは、なんてステキなことなんだろう。 きっと明日はこんな気持ち忘れてしまうけど、 今日はそれを味わっただけで幸せな気分になれた。 久しぶりに幸せな夢が見れそうになった。 満たされたような気持ち。 そんな今日の祭りのあと・・・ 文:Lucy
by omoshirogaru
| 2004-11-02 23:41
| ヴァーチャル人文通信編集室
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